会長挨拶

大会長 高田 清式

第22回日本渡航医学会学術集会
大会長 高田 清式
愛媛大学医学部附属病院 臨床研修センター 教授

「さあ、海外へ! ~地方からも発信する渡航医学の意義~」

この度、第22回日本渡航医学会学術集会の会長を拝命致しました愛媛大学病院の高田清式です。本学術集会は2018年7月21日(土)・22日(日)に愛媛県松山市で開催いたします。国際化・グローバル化する社会の中で、伝統ある本学術集会を大会長として担当させて頂くことを光栄に存じております。

さて、皆様既にご存知の通り、現在海外に渡航する邦人数はこの5年間約1,600~1,800万人で推移、海外在留邦人も130万人以上にのぼっています。愛媛県のような一地方においても年間9万人前後の人が海外へ渡航します。

このような状況で、渡航後に何らかの体調不良をきたす人も少なくなく、渡航地域によっては、国内では一般的ではない感染症に罹患する状況も想定されます。この最近、愛媛大学病院でも帰国後のマラリア、パラチフス、デング熱などの症例を経験しています。また、高地登山やマリンスポーツなどをはじめ旅行スタイルも多種多様になり、感染症以外にも様々な病態に留意する必要があります。そのため、渡航前の対応から帰国後の様々な疾患に適切に対応できる医療機関・施設が数多く必要であることは言うまでもありません。

また外国人入国者数も、2011年は約760万人だったのが、2016年は2,300万人以上とこの数年で3倍以上の急激な増加を認めています。今後東京オリンピックを控え、更に増えるものと予想されます。国土の狭い日本ですので、各地方においてもインバウンドが増加することでしょう。

このように渡航医学の重要性は益々高くなっており、地方でも渡航医学に対する理解を周知かつ深めていく必要があります。本学術集会を「さあ、海外へ!~地方からも発信する渡航医学の意義~」をテーマに、四国で初めて松山の地で開催させて頂くことに大いに意義を感じております。

今回渡航医学会は22回目にして初めて瀬戸内海を渡ります。海は渡りますがパスポートは不要です。是非とも多くの皆様が参加され、活発にご議論頂くことを心より期待しております。皆様、四国松山でお待ちしております。

第22回日本渡航医学会学術集会