毎日ミノキシジルタブレットとザガーロ(場合によってはプロペシア)を飲んでいると、慣れてくるもののふと、「こんなにずっと薬を飲み続けていいんだろうか…?」と少しだけ疑問や不安が持ち上がってくることがあります。
体への負担が気になったり、経済的な面で負担になってきたり。
やめられるものなら服用をやめたい、と考えることがあるかもしれません。
でも、ミノキシジルタブレットをやめると薄毛が悪化するのは目に見えています。
有効成分のミノキシジルは日本で唯一、発毛効果が認められている成分です。
もしやめてしまったら、それまで発揮し続けてきた発毛作用がなくなるわけですから、増えた髪の毛が減る可能性大。
その一方で、AGA治療薬の中では「やめてOK」とも言われているミノキシジルタブレット。
本当にやめて大丈夫なのか?
やめた後の変化や、AGA治療を続けるにあたってのメリット・デメリットまで考えてみたいと思います。
ミノキシジルタブレットをやめるとどんな変化が起こる?
ミノキシジルタブレット(ミノタブ)は本来、高血圧の治療に使う薬です。
血液の流れをスムーズにして血圧を下げるのが、この薬の働きであり目的です。
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つまり、ミノタブを飲むのをやめると血液の流れが悪くなるというのはすぐわかりますね。
1.頭皮の血流が悪くなり、毛根への栄養運搬が滞る
2.全身への血流が悪くなり、多毛の副作用が軽減する
血流が滞ることで起こる弊害はいろいろありそうですが、AGA治療にフォーカスすると1.頭皮環境が悪くなる、2.多毛の副作用が軽減するという2つの可能性があります。
頭皮に起こる悪い変化
髪の成長に必要な栄養は血液によって毛根へ運ばれているので、血流が悪くなることで髪の毛が栄養不足に陥ってしまいます。
髪の1本1本を大切に守りたい薄毛男性にとって、頭皮に栄養が届かないというのは避けるべき状況。
ミノキシジルは血行促進作用ゆえに発毛効果が認められている成分ですから、それを絶つというのは発毛力の低下に直結してしまうわけです。
全身に起こる良い変化
ミノキシジルタブレットは内服薬ゆえに、効果が全身におよびます。
髪の毛だけ増えればいいんですが、ヒゲや腕毛、スネ毛といったムダ毛まで増えるのが難点ですよね。
全身の多毛は、ミノキシジルタブレットの副作用あるあるだと思います。僕も腕毛が濃くなって悩んでいますが…。
でもミノキシジルタブレットをやめれば、ムダ毛の増加は止まるはずです。
体毛が多くて困っている男性にとっては、わりと大きなメリットだと言えるのではないでしょうか。
ミノキシジルタブレットをやめる前にもう一度確認!
AGA治療においてミノキシジルタブレットが必要な理由は、発毛を促す作用があるからです。
・積極的な発毛を促すから!
とくにAGA治療の初期段階は、ミノキシジルタブレットによるブースト作用に支えられていたなぁと感じています。
初期脱毛で抜け毛はひどくなったけど、その後でちゃんと産毛が生えてきたのはミノキシジルタブレットを飲んでいたからだろうな、と。
しかしミノキシジルをやめるということは、自力で発毛するしかないということです。
それって、薄毛で悩む人にとってはかなり心細い状況です。
安心してAGA治療を続けたいなら、ミノキシジルタブレットをやめるというのは避けるべき選択のように感じます。
ザガーロやプロペシアとは根本的に役割が違う
AGA治療では、ミノキシジルタブレットのほかにザガーロ、またはプロペシアが必要です。
ミノキシジルタブレットは発毛を促すけど、抜け毛が止まっていなければ、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。
穴を防ぐ=抜け毛を止めるのが、ザガーロの仕事。
薄毛を治したいと思ったら、抜け毛を止めること+発毛すること、この2つを同時に行わなくてはいけないんです。
薬を飲む生活が長く続いて、薄毛がある程度マシになってくると「そろそろ薬をやめても大丈夫かも?」と考えることがあるかもしれません。
でも、AGAって治らないんですよ。症状が出るのを、ザガーロのような薬で抑え込んでいるだけ。
薬をやめたら、確実に抜け毛が再発・進行します。
ミノキシジルタブレットをやめたい場合の対処法
AGA男性にとってミノキシジルタブレットをやめるという選択肢はないと思っているんですが、それでも「やめたいな」「やめようかな」って考える人はいますよね。
経済的な理由であったり、体への負担が心配になったり。
そんな時には、AGA治療の効果をなるべく損なわずにミノキシジルタブレットをやめていく方法が良いと思います。
・服用量を減らしてみる
・外用薬に変えてみる
服用量を減らして継続
単純な話、服用量を減らせば出費を減らすことができます。
たとえば、5mgを飲んでいる人が1錠を2回に分けて服用すると、1,845円で3ヶ月使える計算です。
1錠あたり | 約3ヶ月分 | |
5mg |
36.9円 |
3,690円 |
2.5mg | 18.4円 |
1,845円 |
僕も一時期、ミノタブ5mgから2.5mgに減らして飲んでいたことがあります。
初期脱毛が怖かったせいですが、1錠を半分に割るのって割と簡単でストレスなく続けられました。
ミノキシジルタブレットは10mg錠も売っているので、5mgユーザーが10mg1錠を2回に分けて服用するのも節約術としてはアリ。
僕が買っているミノキシジルタブレットはこれです。
塗り薬に変更して継続
ミノキシジルを摂取し続けることに不安を感じるなら、外用薬(塗り薬)に変えてみるのも方法のひとつです。
飲み薬と比べて効果は劣りますが、頭皮にダイレクトで使えるという点で効率的というか、体に余計な負担はかけずに済みます。
ただ、市販のミノキシジル商品って割と高いんですよね。
いわゆる塗りミノってやつ。
安いのなら4,000円ちょいからで、リアップだと8,000円近く。
1本1ヶ月くらいで使い切っちゃうので、残念ながらコスパは悪いです。
ただ、ミノタブを売っているような海外通販では、5%以上の高濃度の塗りミノでも4,000円代から。
1ヶ月あたりのコストは飲むミノキシジルよりも高くつきますが、国内で買うような育毛剤よりは断然効果が高そうなので、塗りミノに変更するなら海外製品の方がオトク感ありますね。
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ミノキシジルタブレットをやめると薄毛リスク大!でも他の方法はある
いくら髪を生やすためといっても、薬を飲み続けるのっていろいろ心配だし面倒になることだってあります。
でも、薄毛コンプレックスをなくすという目的に向かっている僕たちにとって、ミノキシジルタブレットをやめるという選択は最善ではありません。
一番いいのは、ミノタブを飲み続けること。
それをわかった上で、どうしてもやめたいなら、まずは薬の量を減らす・塗り薬に変えてみみるといったプランBから試してみるのがおすすめです。
それで薄毛が悪化する気配がなければ、完全にやめるという方向へ向かえるかもしれません。
僕はまだ治療を始めてまだ5ヶ月ほどなので、まだまだやめるという選択肢はありません。
何年か経って髪の毛がフッサフサに増えていたら、その時はミノタブを減らしたりやめたりといったことを検討するかもしれませんが…、まだまだ先のことになりそうです。