僕はAGA治療薬を飲み始める前、育毛シャンプーを使っていました。
当時は髪を生やす効果があると勘違いしていたのですが、残念ながら育毛シャンプーに育毛効果はありませんでした。
しかし育毛シャンプーは薄毛治療の役に立たないかというと、そうでもないんです。
むしろAGA治療薬を飲んで薄毛を治療する人にとって、薄毛シャンプーは心強いアイテムになります。
なぜなら頭皮環境を整えるサポートをしてくれるから。
薬を飲んでAGA治療をしていればほぼ確実に髪は生えますが、もっとフォローアップしたいという人は、育毛シャンプーを使ってみてもいいと思います。
そこで今回は、洗浄力・成分・値段を基準に僕がオススメする育毛シャンプーを、体験を交えつつ紹介します。
9割の人が勘違いしている!?育毛シャンプーの効果とは
育毛シャンプーという名前に勘違いしてしまいそうですが、育毛シャンプーの効果は育毛ではありません。
実は育毛のサポートが育毛シャンプーの働きなんです。
・頭皮&髪の毛を清潔に保つ
・フケやかゆみを防ぐ
・髪の毛にハリやコシを出す
育毛シャンプーに頼るだけでは髪の毛は増えません。
しかし頭皮の環境を整えることは、薄毛治療において基本中のキホンです。
つまり育毛シャンプーは育毛を目的として使うのではなく、普段のAGA治療にプラスして使うのがベストといえますね。
知っておきたい!育毛剤シャンプーを選ぶポイント3選
育毛シャンプーを買おうと思いドラッグストアや通販サイトを見ると、パッケージに書かれているキャッチコピーは似たようなものばかり。
何を基準に選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで実際に育毛シャンプーをいくつか使った僕が考える、育毛シャンプーを選ぶポイントを3つ紹介します。
・頭皮の状態に合った洗浄力か
・頭皮や髪に負担のかかる成分が入っていないか
・使い続けられる値段か
頭皮の状態に合った洗浄力か
そもそもシャンプーは、3つの種類に分かれます。
シャンプーの種類 |
特徴 | 主な洗浄成分 |
アミノ酸系 | 皮膚や髪と同じアミノ酸でできている 弱酸性で頭皮や髪にやさしい |
ココイルグルタミン酸○○、ラウロイル○○ |
高級アルコール系 | 泡立ちがよく洗浄力が高い | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウリル○○、ラウレス○○ |
せっけん系 | 洗浄力は高めだが肌にやさしい | 石ケン素地、脂肪酸○○ |
せっけん系は石けんカスが残りやすく、頭皮ケアには向いていません。
薄毛が気になる方は、せっけん系のシャンプーは避けるのが無難かもしれませんね。
逆に薄毛の人が使うといいのは、アミノ酸系シャンプーと高級アルコール系シャンプーです。
アミノ酸系シャンプーとは、洗浄力がマイルドなシャンプー。
洗い上がりがしっとりするため、乾燥肌の人でも使えます。
一方で高級アルコール系シャンプーは、高い洗浄力を誇るシャンプーです。
高級アルコール系シャンプーだけで作られた製品は、洗浄力が強すぎるため皮脂を落とし過ぎる可能性があります。
洗い過ぎないためには、アミノ酸系シャンプーとミックスされているものを選ぶといいでしょう。
乾燥している頭皮…アミノ酸系シャンプー
オイリーな頭皮…高級アルコール系とアミノ酸系がミックスされたシャンプー
洗い過ぎて乾燥すると過剰な脂の分泌やフケの原因になるし、汚れや余分な皮脂を洗い流せていないとかゆみや毛穴のつまりの原因に。
意外と頭皮はわがままでデリケートなんですよね…。
なので僕は、夏と冬でシャンプーを変えていました。
・汗や皮脂が増える夏→しっかり洗える高級アルコール系とアミノ酸系のミックス
・乾燥しやすい冬→洗いすぎないアミノ酸系シャンプー
など、季節によってシャンプーの種類を変えるのもおすすめですよ。
頭皮や髪に負担のかかる成分が入っていないか
シャンプーは頭皮や髪の毛をケアする成分だけでなく、防腐剤や着色料まで入っているものも多く存在します。
防腐剤や着色料は肌に負担をかけ、頭皮の乾燥や炎症を招く原因となります。
またアレルギーを引き起こす可能性も…。
防腐剤や着色料が入っているシャンプーはなるべく避けましょう。
頭皮に負担をかける成分 | 見分け方 |
防腐剤 | メチルパラベン、フェノキシエタノール、ソルビン酸○○、安息香酸○○、サリチル酸○○ |
着色料 | ○色○号 |
使い続けられる値段かどうか
育毛シャンプーもAGA治療と同じく、続けることが大切。
ずっと使い続けられる値段かどうかも重要なポイントです。
僕調べでは、育毛シャンプーの相場は3,000~5,000円。
一概に高ければいい、安ければ悪いという訳ではありません。
なるべく予算の範囲内でシャンプーを探しましょう。
ちなみに僕は1mlあたり25円以内を予算の合格ラインにしました。
1日5ml(大体1.5~2プッシュ)使うとして計算すると、1ヶ月分は3750円。
3750円なら高すぎず、毎日継続して使えると思ったからです。
洗浄力・成分・コスパよし!おすすめ育毛シャンプー
先ほど紹介した育毛シャンプー選びの3つのポイント洗浄力・成分・値段をふまえて、選んだのは2つです。
・乾燥する冬におすすめ 肌に優しいシャンプー【アクティシャンプーR 】
・汗や皮脂の多い夏におすすめ しっかり洗いたい時に【ニューモシャンプー「Vactory」】
実際に使ってみた感想を交えながら、それぞれ紹介していきます。
乾燥する頭皮にはコレ!【アクティシャンプーR】
シャンプーの種類 | アミノ酸系 |
主な洗浄成分 | ココイルグルタミン酸 |
オススメの肌質 | 乾燥肌・普通肌 |
防腐剤・着色料 | なし |
1mlあたりの値段 | 16円 |
アクティシャンプーRは、僕が最も信頼している育毛シャンプーです。
防腐剤・着色料が入っておらず、頭皮や髪の毛に優しい上質な成分で作られています。
そして成分にこだわっているにもかかわらず、200mlで3,300円という高いコストパフォーマンスを誇ります。
マイルドな洗浄力とされるアミノ酸系シャンプーですが、しっかり洗えてベタつきが少ないので優秀です。
夜にシャンプーしたのですが、次の日の夕方まで髪がぺタっとつぶれることなく根元からふんわりしていました。
乾燥肌・普通肌で「どのシャンプーを選んだらいいのかわからない!」という人は、まずこのシャンプーを試してみるのがおすすめです。
汗や皮脂が多い頭皮にはコレ!【ニューモシャンプー「Vactory」】
シャンプーの種類 | アミノ酸系と高級アルコール系シャンプーのミックス |
主な洗浄成分 | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA |
オススメの肌質 | 普通肌・オイリー肌 |
防腐剤・着色料 | 防腐剤あり、着色料なし |
1mlあたりの値段 | 21円 |
ニューモシャンプーはしっかり洗いたい夏の季節や、オイリー肌の人におすすめ。
メントールが入っているため爽快感もバッチリです。
香りはクセのないスッキリとした柑橘系の香り。
280mlで5,980円と少し値段が高めではありますが、頭皮環境を保護する成分が詰まっていて納得の値段です。
ニューモシャンプーは粘度が高く泡立ちがいいので、頭皮をこすり過ぎず洗えます。
製造しているメーカーによれば、週に1回モコモコの泡でパックすると髪の毛の補修もできるとか。
ハリとコシが出るため、ボリュームがあるように仕上がるのも好評価でした。
オイリー肌の人・汗っかきの人は、余分な汚れをしっかり落とすニューモシャンプーが相性いいのではないかと思います。
実際に育毛シャンプーを使ってみて伝えたいこと
僕が実体験を通して伝えたいのは、育毛シャンプーはAGA治療薬の相棒として使ってみるのもアリだということ。
育毛シャンプーには、頭皮環境を整える効果があります。
頭皮環境を整えることは薄毛治療において必須事項。
薄毛治療をしている人にとっては、心強いサポートアイテムとなるのです。
育毛シャンプーは合う合わないがあるため、「絶対に使うべき!」とは言い切れません。
実際に僕もシャンプー剤を使わない方がハゲによさそうだなと思い、今は湯シャンで済ませています。
自分の頭皮の状態を見つつ育毛シャンプーが合っているようであれば、使い続けてみてもいいのではないでしょうか。