「湯シャンで抜け毛が減るって本当?」
「湯シャンを続けたらはげる?」
抜け毛や頭皮ケアに効果があるとウワサの湯シャンですが、AGA男子にとっていいのか悪いのか…とても気になります。
お湯で髪を洗うだけなら今日から始められる!と意気込みたいけど、もし抜け毛を悪化させることになったら困りますよね。
湯シャンは、シャンプーを使わずにお湯だけで頭を洗う方法です。
頭皮に刺激を与えることなく皮脂の洗い過ぎも防げるので、薄毛対策にもってこいな気がします。
だからといって、すべての人に当てはまる方法ではないらしい。
湯シャンのせいで頭皮環境が悪くなるというケースもあるんです。
自分は湯シャンOKなのか?
湯シャンはやめておいた方がいいのか?
湯シャンのメリット・デメリットと、正しい湯シャン方法について調べてみました。
湯シャンのここがいい!3つのメリット
湯シャンで期待できる変化は3つ。
2.毛穴の過剰な皮脂分泌が抑えられる
3.肌のバリア機能が高まる
これらの作用が続くことで、結果的に頭皮環境がよくなっていくようです。
つまり「湯シャンすると禿げる」は間違い。
むしろ薄毛対策に役立つ方法だと言えそうです。
頭皮の乾燥対策になる
シャンプーには洗浄力が強いものが多く(特に男性向けは…)、必要以上に皮脂を洗い流していることがあるようです。
男ですから、皮脂なんてものはゴッソリスッキリ落としたいと考えがちですが、それが頭皮にはよくないんですね。
皮脂が減り過ぎると頭皮が乾燥してしまって、フケが増えてしまいます。
頭皮環境の乱れは、AGA悪化のもと!
フケが出やすい人は湯シャンに切り替えて、乾燥予防を心がけてみましょう。
適度な皮脂分泌をキープ
毛穴の汚れや頭皮のベタつきが気になって、洗浄力の強いシャンプーを選ぶことってありますよね。
しかし洗い過ぎによって頭皮が乾燥すると、「肌を守らなくては」とかえって皮脂分泌量が増えるそうです。
毛穴をスッキリさせるつもりが、毛穴詰まりの原因を作っていたとは…。
毛穴詰まりは、頭皮だけでなく毛根にも悪影響。
知らないうちに、薄毛や抜け毛を悪化させていたのかもしれません。
湯シャンなら、洗い過ぎることなく過剰な皮脂分泌を防げます。
頭皮のべたつきが気になって強いシャンプーを使っている人は、湯シャンを試してみるのもアリですね。
頭皮のバリア機能が正常化
アトピー体質や乾燥肌の人は、シャンプー選びに困ったことがあるかと思います。
洗浄力の強さや配合成分など、肌に合わないものを使うと湿疹やかゆみが起きてしまう…。
そんな人には、刺激のない湯シャンがおすすめです。
ただし、湯シャンで頭皮トラブルや肌荒れが治ることはありません。
あくまでもダメージを抑えて、汚れを優しく落とせるというだけ。
湿疹やかゆみなどの症状が続く場合には、皮膚科に相談してみてください。
湯シャンではげる人がいる!?知っておくべき3つのデメリット
ここで気をつけておきたいのが、湯シャンにはデメリットもあるということ。
薄毛を気にする男性すべてに、湯シャンが適しているわけではありません。
むしろ頭皮環境を悪化させてしまい、抜け毛が増えてしまいうタイプの人もいるんです。
お湯だけで整髪料は落とせない
ワックスやヘアスプレーなどの整髪料を使っている人は、湯シャンはおすすめできません。
整髪料には油分や化学物質などが含まれていて、お湯だけではどうしても落としきれないんですね。
もし髪の毛や頭皮に整髪料が残ってしまうと、毛穴がふさがれて炎症やかゆみの原因に。
結果的に、健康な髪とはほど遠い頭皮環境を作り出してしまうんです。
ばっちりスタイリングしている男性は、シャンプーを使って整髪料をスッキリと洗い流してくださいね。
脂性の人には不向き
脂っぽい肌質の人も、湯シャンには向いていません。
皮脂がたっぷり出ていると、お湯だけで頭皮を清潔にすることは難しくなってしまいます。
ホコリや汚れなどが付着した皮脂が頭皮や毛穴に残ってしまうと、かゆみや炎症のほか不快な臭いも引き起こしてしまうんです。
薄毛というだけでもコンプレックスなのに、悪臭まで漂わせてたくないですよね…。
脂っぽい肌質の男性はお湯だけで洗うのではなく、シャンプーを使った方がよさそうです。
髪がパサつく
お湯だけで髪を洗うと、髪がキシキシしてツヤがなくなってきます。
シャンプーには界面活性剤や天然オイルが使われていて、髪を補修したり表面をコーティングしたりする作用があります。
しかしお湯には補修作用なんてないので、湯シャンを続けると枝毛や切れ毛が増えてしまうんです。
髪のダメージが気になる場合にはシャンプーを使う、もしくは湯シャンの後で毛先にだけコンディショナーやオイルを使ってみるのも方法のひとつ。
髪を乾燥から守りつつ、頭皮は優しくスッキリ!を心がけましょう。
湯シャンではげないために!湯シャンの正しい方法
「自分には湯シャンが合ってそう!よし、始めてみよう」と思ったら、正しい湯シャン方法を確認しておきましょう。
また、ずっとシャンプーを使っていた人が、いきなり湯シャンに切り替えるのはよくないみたいです。
理由は、お湯だけでは落としきれずに頭皮に残った汚れや皮脂などのせいで、臭いやべたつきが起こりやすくなるから。
湯シャンに切り替えるときは、段階的に進めていくといいそうです。
まずは週に1~2回ほどのペースで、湯シャンを実践。シャンプーを使わないことに慣れてきたら、湯シャンの日を増やしてシャンプーなし生活に完全移行です。
シャンプーの前にブラッシング
通常の洗髪も同じですが、髪を洗う時はいきなり髪を濡らすのではなく、まずはブラッシングから。
髪についているホコリを落としたり絡まった部分をほぐしたりと、汚れを落としやすい状態にしておきます。
特に湯シャンは洗浄力が抑えられているので、スッキリ洗いあげるためにはブラッシングのひと手間が大切なんです。
ぬるめが適温!お湯の温度は38~40度
頭を洗う時は、冷水も熱過ぎるお湯もNG。
冷たい水では汚れが落ちにくいし、熱過ぎるお湯は頭皮や髪の乾燥を引き起こします。
適温は38~40度。ちょっとぬるめくらいのお湯で、毛穴を開いて汚れを浮かしながら洗うのが正解です。
爪を立ててゴシゴシは絶対ダメ!指の腹で優しく洗う
頭を洗う時って、汚れや臭いを落とさなきゃーという気持ちから、ゴシゴシと力を込めてしまいがち。
ですが、強い力で頭皮をこすったり爪を立てたりするのは、頭皮を傷つけるのと同じことです。
指の腹で優しくマッサージするつもりで洗いましょう。
自然乾燥は×。ドライヤーで乾かすまでが湯シャンの極意
湯シャンが終わったら、そのまま放置で自然乾燥…はダメ!
ドライヤーの熱って髪や頭皮によくなさそうなイメージがありますが、濡れたままの方が髪にとってはダメージなんです。
濡れた髪はキューティクルが広がっているので、とても傷つきやすい状態。
さらに湿った頭皮は菌が繁殖しやすく、イヤな臭いの原因にもなります。
湯シャン後は、タオルで水分を吸い取ってから(この時もゴシゴシはだめですよ)、ドライヤーで乾燥を。
完全に乾いたらOKです。
湯シャンではげる人もいる。自分に合った方法で頭皮ケアを続けよう
AGAによる薄毛や抜け毛で悩んでいる人にとって、湯シャンによるメリットは大きいようです。
とくにフケやかゆみが強いタイプの人は、頭皮トラブルが改善できそうです。
ただし、湯シャンが適さない人がいるのも事実。
湯シャンによってハゲが悪化する場合もあるので、湯シャンを始める前に自分の肌質と相談することが大切です。
お湯だけ洗いを試してみて「肌に合わないな…」と思ったら、シャンプー洗いに切り替えてくださいね。