帽子をかぶるからはげる?AGA男性が知っておくべき帽子と薄毛の関係

「髪の量が減ってきている」
「額が後退してベジータ化がやばい」
など、AGAで悩んでいる男性は、人よりも帽子をかぶる機会が多いと思います。

そうですよね?
ハゲ隠しの方法として、帽子ほど手っとり早いアイテムはありません。

しかし「帽子をかぶるとはげる」という論調があるのも事実。
薄くなった頭を隠したいから帽子を被っているのに、そのせいで抜け毛を増やしているのだとすれば本末転倒…。

帽子のせいで髪が薄くなるのは本当か?
もしそうだとしたら、帽子ライフを手放すしかないのか?

帽子に頼りたい僕は、帽子を薄毛の因果関係について調べてみました。
結論から言えば、
帽子をかぶる習慣に関わらず、はげる人ははげるし、はげない人ははげないということ。

でも薄毛・抜け毛の原因となる可能性もわかったので、帽子との関係には見直しが必要でした。

薄毛男性こそ帽子をかぶるべき?

薄毛男性こそ帽子をかぶるべき

帽子をかぶる一番の目的でありメリットは、紫外線対策です。

そうそう。帽子って、太陽から頭皮を守るための道具。それが存在意義のはず。
真夏の炎天下にノーガードで頭皮をさらすなんて…、いかにもハゲそうですしね。

すでに薄毛の人、これから薄毛になるかもしれない人、どちらにとっても、帽子は頭皮を日焼けから守るために欠かせないアイテムです。
頭部は紫外線の影響をモロに受ける部分ですから。
頭皮が日焼けするというのは、軽いやけどを負っているのと同じこと。
傷を負った頭皮が、健康な髪を育てられるわけがありません。

つまり、頭皮のコンディションを守る&良くするために帽子は必要
AGAを自覚しているからこそ、帽子で頭を守らなくてはいけないんです。

帽子のせいではげるかも?3つの注意点

3つの注意点
薄毛の男性にとって帽子は、紫外線対策ができてコンプレックスを隠せるという便利なアイテム。
しかし、帽子に頼りすぎの生活には注意が必要なようです。

なぜなら、帽子をかぶっている時間が長いと、

1.頭皮で菌が繁殖しやすくなる
2.頭皮の血行が悪くなる
3.帽子と頭皮の間に摩擦が起こる

といった悪影響があるから。

どれも健康な髪の育成を妨げる要素ばかりです。

頭皮に菌が繁殖しやすくなる

人間の皮膚にはもともと、皮膚常在菌という菌がいます。
菌と言っても決して悪いものではなく、肌のバリア機能を保つためには必要な存在のようです。

しかし、ずっと帽子を被って頭皮が蒸れてるなと感じる時は、皮膚常在菌が悪さをしやすくなっている状態。

頭皮が蒸れている時って、皮脂や汗が頭皮に留まっているサインです。
皮膚常在菌は皮脂や汗を栄養分にして繁殖していくので、通常と比べて菌が増えやすくなっているんです。

増え過ぎた菌は、頭皮や毛穴の炎症を引き起こす大きな原因に!
フケの増加やかゆみなどを引き起こすだけでなく、抜け毛にまで発展することもあるんです。(なんて怖い…)

頭皮の血流が悪くなる

帽子をかぶると頭皮を締め付けている状態が続くので、どうしても血流が滞りやすくなってしまいます。

髪が生えたり伸びたりするために必要な栄養は、血液によって毛根へ運ばれています。
しかし頭皮の血流が悪くなると、栄養が毛根に届かない…

栄養が足りない毛根では、健康な髪を育てることは到底できません。

頭皮が血流不足にならないよう、

・サイズの小さな帽子は被らない
・帽子を被りっぱなしで長時間過ごさない

といった点には注意が必要です。

摩擦で髪が抜けやすくなる

何度も帽子をかぶり直したり、サイズの小さい帽子を長時間かぶっていたりすると、頭皮や髪に摩擦を起こしやすくなります

帽子と髪の毛が擦れている状態を想像するだけでも、髪がどんどん減ってしまいそうですよね。
さらに頭の大きさに比して小さすぎる帽子だと、頭皮や髪をギュッと引っ張ってしまうことがあります。
当然ですが、髪は引っ張り続けると抜けていきます。

ここで気をつけるべきは、帽子を愛用している人だけでなく髪を結んでいる人!

ポニーテールのように髪を引っ張り続けるヘアスタイルは、牽引性脱毛症という抜け毛の原因になります。
僕たちの薄毛・抜け毛を引き起こしているのは、AGAだけではないんですね。

抜け毛のきっかけを作らないためにも、帽子の使い方やヘアスタイルには要注意です。

それでも帽子をかぶりたい!そんな人は3つの対策を

3つの対処法
帽子をかぶるとはげる可能性がある…。
そんなこと分かっていても、すでに髪が少なくなっている人にとってハゲ隠しに帽子は欠かせません。

そんな人は、3つのポイントを死守!

1.帽子を長時間かぶらない
2.帽子は常に清潔にしておく
3.頭皮も常に清潔に

頭皮や髪にダメージを与えないよう、細心の注意を払って帽子を活用しましょう。

長時間はかぶりっぱなしはダメ!絶対

帽子のかぶりっぱなしは、頭皮の蒸れや摩擦の原因!

帽子=はげるといわれる一番の要因は、恐らくこれ。
頭を何かでずっと覆っている状態って不衛生だし、髪をいじめてそうだよねという印象が強いからだと思うんです。

実際、抜け毛の一因になるわけですから、ずっと帽子をかぶっているのは良くない。

なるべく短時間で帽子をはずすのが良策です。
仕事で帽子やメットをかぶらなければいけない人は、休憩時間は極力はずして頭皮の換気を心掛けましょう。

帽子は毎回お洗濯!いつも清潔に

「いつも同じ帽子をかぶっている」
「型崩れがイヤで帽子はめったに洗わない」
なんていう人は危険!

帽子に皮脂や汗が付着して、菌が繁殖し放題に…。
帽子を被る=菌を身につけるなんてことにならないよう、帽子はこまめに洗いましょう

汗で湿ったまま放置するのは絶対にNG!
帽子の素材や形によって頻繁に洗えない場合には、せめて天日干しを。

頭皮はいつも清潔に

帽子をかぶっていて汗をかいたら、額や生え際の汗を拭く・少しのあいだ帽子を外すなど、頭皮を乾かすようにしてください。

汗で蒸れた頭皮では、菌がどんどん繁殖してしまいます。
炎症の原因になるだけでなく、イヤな臭いも発生しますから…。
ハゲな上にクサイ男という称号は、断固拒否ですよ。

もちろん毎日の洗髪も必須です。
ただ汗や皮脂はお湯だけでも落とせるので、絶対にシャンプーを使う必要はないみたい。
肌質によっては、湯シャンもありです。

参考記事
シャンプーしない「湯シャン」はハゲに効果あり?はげる?湯シャンのメリットと危険な落とし穴

帽子は使い方次第!はげの原因にもはげ予防にもなる

帽子をかぶるとはげるかどうかは、自分の行動次第。

ずっと帽子をかぶっていたり汗や皮脂でベタベタになった状態を放置したりすれば、きっとはげてしまうでしょう。

しかし帽子は、頭皮を守るため&ハゲを隠すためには必要な存在です。

「帽子をかぶってばかりいるから頭が薄いんだよ」なんて言われないよう、

・頭皮と帽子は常にピカピカ清潔に!
・長い時間かぶりっぱなしはだめ!

を、いつも意識しておきましょう。

そうすれば帽子と僕たちは良き相棒として、ストレスなく付き合っていけるはずです。